「プレッシャー下でのパフォーマンス発揮と目標達成をサポートする」スポーツメンタルトレーナーの中嶋です!
今回の記事は自信のメカニズムと自信を持つ為のメンタルトレーニングの方法について解説していきます!
- 自信が持てないと感じる方
- 勝ち負けがかかると委縮してしまうと感じる方
なんか、試合になると自信がないんだよねぇ。。
「自信」ってフワッとしてて難しい言葉だよね。
けど明らかなのは、何に対して自信を持つかで自信の持ち方が変わってくるよ
今回は何に自信を持つといいのかを解説していきます!
自信が無いと言う悩みは非常に良く聞きます。
自信ってすごく漠然としたもので、試合の中でも
今日は自信を持ってプレーできた!
今日は自信が無かった。。
と。
その時のコンディションでも変化しやすいですし、状況によってフワフワしやすいものでもありますね。
フワフワしたことの話なので人によって、状況によって、様々な要因によって変化するもので、『自信とはこうだ!』とは言い切れないものです。
本来ならばセッションを通してその人に合った自信の状態を探っていきたいものなので、あくまで私の主観的な意見として見てくださいね。
- 自信ってそもそも何なのか?
- アスリートが自信を構築していくための5つメンタルトレーニングの方法
この記事はとても長いので結論を知りたい人は目次の「2|絶対的な(絶体評価での)自信を持つ方法5つ」から読んでください!
個人的には前半が好きだけど
自信とは?
「結果を出せば自信が持てる」って本当?
よく、
「結果が出たら自信が持てる。」
「だから自信を持つために結果を出せ。」
と聞くけど、どうでしょう?
良い結果が出せれば自分に自信が持てる。
もちろん、これは一理あります。
何かの拍子に優勝した選手が自信をつけて、その後、一気に活躍することは良く聞く話ですよね。
けど、そのきっかけになる優勝に対しての自信は?
もしその試合に自信を持って挑みたいのであれば、それじゃ遅くないですか?
だって、結果を出したことがない人は、自信が持てないわけですよね?
てことは、結果を出したことが無い人は常に自信の無い状態で大事な試合に挑まなければならなくなってしまう。
けど、そんなことはないはずです。
結果を出したことはなくても適切に自信を持って試合に挑むことは出来るはず。
人を信じる時はどんな時?
では角度を変えて、他人を信じることに置き換えてみましょう。
知り合いが初めてオリンピックに出場するとして。
メダル獲得を目指すとして。
もちろん、まだメダルを獲得したことはない。
結果で自信を持つんだったら
「君、まだメダル獲得したことないから無理だよね」
ってなっちゃう。
その選手のメダル獲得を信じるとしたら何を信じますか?
きっと
その選手がこれまでやってきた
行動、練習、努力の積み重ね。
それをみて
「それだけやってきた君ならいけるよ!」
って信じれます。
つまり過程です。
これを自分にも当てはめてみたらどうでしょう?
目標達成するために、こんな練習をやった。
こんなことが出来るようになった。
という、過程。
自分が目標に対してやって来た過程を信じてみることは誰でもできるかもしれませんね。
もし、過程に対して自信が出ないと言うことは、それは目標達成に対する行動が足りてなかったり、行動が間違ってると言うこと。
目標に対する過程に自信が持てるように、そこから見直していくのが先決ですね。
優勝しても(結果を出しても)自信が持てないこともある?
自信が持てない思考(私の場合)
これは私の経験上の話ですが、優勝しても自信を持てるとは限りません。
ビーチテニスの大会で度々優勝してても、次の大会では不安や恐怖に襲われる。
なんで自信が持てないんだろう?
と、ずっと悩んでました。
もし、結果を出すことが自信につながるのであれば、もう十分に自信満々になれてるはずです。
そこで気付いたのが
結果に対する自信を持とうとしているから。
- 『この大会で優勝したい』
- 『この相手に勝ちたい』
- 『けど、勝てるかどうか分からない。』
- 『絶対勝てる自信がほしい。』
そのような、勝ち負けの結果に対する自信を持ちたがってしまっていたんですね。
けど、結果に対して自信を持つことは実際、難しいと思います。
勝ち負けに関しては試合が終わって握手をするまで分からないのがスポーツです。
『スポーツに絶対はない』
その場合、結果にフォーカスすればするほど、不安が押し寄せてきてしまいますよね。
結果に対する自信は相対的に変化する?
そもそもですよ?
例えばサッカーを頑張っている高校生に「今、レアル・マドリードに勝つ自信ある?」と聞いたらどうでしょう?
さすがに「イヤ、ちょっと。。」ってなると思います。
じゃ逆に、「幼稚園のサッカーチームに勝てる?」と聞いたらどうでしょう?
「100%勝てます!」と答えてくれると思います。
かなり大げさに例えましたが、言いたいことは
結果に自信を持つということは「絶対的」ではなく、相手によって「相対的」に変化してしまうということ。
「相対評価の自信」と「絶対評価の自信」
ここで一応、「相対評価」と「絶対評価」を説明しておきます。
つまり、相対評価の場合は必ず人と比べます。
周囲と自分を比べた上で自分を評価するので。
私の場合はこの「相対評価の自信」を持ちたがってしまってたのですね。
しかし、「相対評価の自信」はふわふわと流動するものなので掴み所がなく、自信を得られる確証がなく不安になってしまう。
では、「絶対評価の自信」はどうでしょう?
周囲や相手は関係なく
自分が出来るものはできる
自分が出来ないことはできない
とっても明確ですし、良い意味で完全に自分次第です。
なので、結論をいうと「相対評価での自信」を求めるよりも「絶対評価での自信」つまり「絶対的な自信」を持ってみてはいかがでしょうか?
という提案です。
- 相対評価での自信は不安定。
- 絶対評価での自信を持つことに目を向けて行こう!
絶対的な(絶対評価での)自信を持つメンタルトレーニング方法5つ!
なるほど。じゃ絶対的な自信を持つにはどうしたらいいの?
絶対的な自信を持つためのメンタルトレーニングの方法をいくつか紹介するね
それでは、絶対的な自信を持つためのポイントは何でしょうか?
今回紹介するのは
- 準備をしっかりする
- 小さな達成感を積み重ねる
- 出来ることと出来ないことを明確にする
- 自分を承認する
- 自分軸でやりきる
①準備をしっかりする(プロセスの積み上げ)
過程に自信を持っていくことに大事なのが、準備です。
「メンタルは準備が8割」
とも言われますが全く大げさではないと思います。
試合までの準備。
- どんな能力を伸ばすか?
- どんなプレーがしたいか?
- どんなメンタルで臨みたいか?
- どんなコミュニケーションが必要か?
全て事前に準備しておくこと。
本番になってあーしよう、こーしようは
もう手遅れ。
- 目標達成に必要な事柄を考える
- そのプレーが出来るようになる練習を考える。
- その練習を継続し目指すプレーを出来るようになる。
- そのプレーを無意識レベルに落とし込む。
- そのプレーを試合で100%出せるようにメンタルを整える。
- そして、その一つ一つの成長に達成感を覚え、小さな成功体験を積み重ねる。
このような準備によって実力が目標を達成しうる閾値に上がっていくことで、必然的に自信は高まってきますよね!
②小さな達成感を積み重ねる
次は小さな達成感を積み重ねるということ。
上記の準備の積み重ねに対して達成感、小さな成功体験も一緒に積み重ねていくことが更なる自信につながります。
その為に必要なのは「加点思考」。
何か高いところに向かっている最中だと「あれが足りない」「これが足りない」と減点思考になりやすいです。
確かに目標設定し課題をあぶりだす段階での減点思考は必要です。
しかし、行動を積み重ねていく中では減点思考より加点思考。
小さな成長や達成感を見逃さずに拾いあげ、認めてあげること。
それによって、少しづつですが確実に加点され、自信につながります!
③自分を承認する
絶対的な自信をつけるのに大きな後押しになるのが自分で自分を褒めたり承認すること。
これが意外とアスリートの皆さんやりたがらないんですが。(笑)
てか、私もアスリート時代は自分を褒めたり承認するなんてもってのほかでした。
アスリート時代の私の発想としては
自分を認めたらそこで成長が止まっちゃうじゃん
「自分なんてまだまだ」と謙虚でいるほうがカッコいいじゃん
世界選手権でトップレベルを見たらマジで自分なんてまだまだ
そんなこんなで自分を戒めることは多くても、自分を承認するという発想が全く湧いてこない。
が、しかし!!
これが自分が自信を持てない一番の理由でした。
自分の頑張りや努力、成長を承認し、認めることを習慣にするとこれが自信につながります。
④出来ることと出来ないことを明確にする
そして次は「出来ることと出来ないことを明確にする」です。
これは目標設定をしてそこに向かっていく中で振り返りをしっかり行っていれば自然と見えてきます。
「自分は○○が出来る」も「自分は○○が出来ない」も絶対評価です。
相手は関係ありません。
「自分は○○が出来る」は間違いない事実ですし、「自分は○○が出来ない」も間違いない事実です。
それが理解できているといい意味で本番で慌てなくなります。
出来ないことがもし本番でできなくても、それはもともと出来ないことですから。(笑)
自分を客観的に分析できていない時に、急に慌てたり、自信過剰になって準備不足になったりというケースも多くみられます。
ここの自信を高めていくのは日々の振り返りが重要になります。
練習で
- 何が良かったか?
- 何が難しかったか?
- 次回の練習ではどう取り組むか?
とてもシンプルですがこのようなことを練習前後にしっかり確認していくことが自分の実力を客観的に分析でき、出来ること出来ないことがハッキリするので絶対的な自信が生まれやすくなります。
⑤自分軸でやりきる
最後は「自分軸でやりきる」です。
自信=自分を信じると捉えた時に
「試合を途中で投げ出す人」と「結果はともあれ最後までやりきる人」と、どちらが信頼できますか?
ここは目標やプレーに対する自身の「あり方」の問題です。
試合に勝つか負けるかの結果軸で考えると勝てる見込みがなくなった時に試合を投げ出したくもなりますが
自分がその試合の中で
- どんな成長をしたいか?
- どんなチャレンジをしたいか?
- どんなワクワクをプレーに感じたいか?
- 応援してくれる人に何を感じてもらいたいか?
- 試合が出来ることの中にどんな感謝が見いだせるか?
このような自分軸で捉えていくと最後までやりきることに繋がってくるのではないでしょうか。
最後に
結果(相対的な自信)に自信が持てなくても、このように自分が歩いてきた道のりやスタンスに自信を持つことは出来るはずです。
だって、それはすべて自分次第で必ず持てるものだから。
それは自分がこれまでやってきた過程。
このような過程を一緒に作っていくお手伝いをするのがメンタルトレーナーの役目。
これを試合までにバッチリやってきたらどうでしょう?
結果が出るかどうかはやってみなきゃ分かりませんが、やってきた過程に自信は持てるはず。
その自信をもって試合に挑んでみてはどうでしょう?
そこまでやりきったら結果はその後に初めてついてきますよね!
私の好きな言葉
最後に私の好きな言葉を紹介します。
『人事を尽くして天命を待つ』
自分に出来ることをやり尽くした後は
その後の結果は自分にコントロールできるものではなく
どのような結果になってもそれを受け入れましょう。
という内容。
言い換えると、
ってこと。
結局は自分がやってきたことだけが結果に繋がりますよね。
以上、自信についての話でした!
まとめ
- 自信は結果などの相対的なものではなく、自身のできることやあり方などの絶対的なものに自信を持つ。
- 絶対的なものに自信をもつ為のメンタルトレーニングは
- 準備をしっかりする
- 小さな達成感を積み重ねる
- 出来ることと出来ないことを明確にする
- 自分を承認する
- 自分軸でやりきる
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